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2023/01/03 本当に料理したくない

2023/01/03

恐らく三日坊主になるであろうからこれが2023年最後の日記になるであろう。

たぶん。


本当に料理したくない。
正月三が日は大手チェーン店以外のきなみ休業しているので外食もままならない。

正月のファミレスは賑わってるものだ。
ソロ客でボックス席を占有するわけにいかない。
食事するにしても気を使うのだ。
行くのを我慢した。

ココスが空席ばかりなのは知っているが二日連続同じ店で似たようなメニューを食べるのはいやだ。

腹は減る。
二日ぐらい食べずにいるのは平気であるが、
正月から空腹だとその一年がずっと空腹みたいでイヤである。
昨日と今日で開いてる店を探して外に出るのはめんどくさい。

無理にでも食べることにした。


■材料
低脂肪乳 1L
パスタ乾麺 500g

ハウス食品北海道フォンデュシチュー 162g×1

 

①水でパスタを茹でる。
②フォンデュシチューと水をフライパンで溶かして仕上げに低脂肪乳ばしゃー。
③②が溶けきったら①をIN



大量のクリーム風パスタ爆誕。
飽きるまでこれを食べて空腹をなくそうと思う。
本当に料理したくない。


外食し続けたい。
でも冬は寒くてめんどくさくて外にも出たくない。
ウーバーイーツはいや。

 

以上

2023/01/02(月)、新年初のココスの朝食バイキングはいつもと変わらないメニュー

ココスの配膳ロボット。
すかいらーくのネコチャンロボットに比べて産業ロボット感が強い。
たぶん、機体が安い。
手塚治虫火の鳥に出てくる「ロビタ」を思い出すデザイン性。


正月早々に料理なんかしてたまるかよ。
スマホを掴んで気温1℃の街に飛び出した。
腹が減っている。
QR決済ができる店を求めて北風に立ち向かう。


■概要

2023/01/02(月)、2023年最初のココス朝食バイキングである。
ピザや唐揚げなどの正月の特別メニューを期待していたが完全に当てが外れた。

ココスはいつものココスだった。
何も変わらない。
ココスの店員は疲れた顔をしている。
2022年から2023年まで淡々と徹夜業務が続いていたようだ。
新年のフレッシュさがない。

ココスは年末年始も休まず営業している。
ビッグボーイもそうだった。
ココスもビッグボーイも同じゼンショーグループだ。
ゼンショーグループには大晦日も正月もないのだ。

2023年初外食はココスの澱んだ空気から始まった。

 

■感想
世の人々が家でゴロゴロしながらチキンやおせち料理を食べている。
何か特別感があるかと期待して新年初のココスバイキングに訪れたが何も変わってなかった。
がっかりである。

■2023年初バイキング

盛ってみた。


■年末年始は土日祝日価格、税込み968円のバイキングとワッフル(デザート)


土日祝日のみに出るメニューにワッフルがある。
プレーン、ココアの二種類である。

数年前まではホットケーキ生地を焼かされて不満であった。
近年はちゃんとしたワッフル生地になっていて満足である。
弾力があってブチブチする。

このワッフルに土日価格+100円出すのだ。
白黒2枚はしっかり食したいところである。

味と質はしゃぶ葉のワッフルのが上。
ココスワッフルもそこそこ及第点は獲得している。
平均的に旨し。

ココアワッフル。付け合わせはホイップ、チョコソース、メープル、ジャム、マーガリン。


■うどんスープが専用大鍋で供されている

うどんスープは味噌汁である。
別途カレー鍋の横にある味噌汁とほぼ同じ味がする。
違いは油揚げ以外の具材が鍋底に沈んでいることぐらいだ。

年越しそばを食べてないのを思い出しつつ、ありがたくいただく。
可もなく不可もない出汁の味で平均的な旨さ。

鍋底に具が落ちてる。白菜と肉団子と油揚げ。


■五目炊き込みご飯が、鯖炊き込みご飯になっていた

以前はヒジキご飯や五目ご飯だった炊き込みご飯が鯖飯になっていた。
缶詰の味ではないので、おかずコーナーにある鯖をぶっこんで炊いたと思われる。

塩分が、味覚の限界のぎりぎりを責めてる。
塩っからくないぎりぎり。

本能が高血圧の敵だと警告音を出す味。
崖っぷち間際の危険な味だ。


「塩くて不味い」と「ちょっとキツイけど美味しい」のラインをぎりぎり保ってる。
この調整を維持できるのは凄い。
朝ココスで一番驚いた。
バランス感覚が凄い。

おかずのサバを塩追加して炊き込んだ味がする。塩分ぎりぎり責めてる。


■朝カレー

ビッグボーイのカレーより旨い。
同じゼンショーグループでありながらココスカレー旨い。。
レシピ開発担当の力量が出てる。

ビッグボーイのカレー食べ放題は2時間869円である。
ココスの朝カレー+その他バイキング90分968円。
ココスのコスパが優れ過ぎている。

ビッグボーイに1500円以上費用をかけるよりココスの朝カレー2回の方がよかったのではないか?
ココスに寝返ろうかという黒い心が生まれた。


■ウィンナー

やたら塩味が強い謎肉が什器から消えた。
代わりに味のないウィンナーに味ついていた。

普通のウィンナーの味がする。

かつて、謎肉との共存時代は業務スーパー最低ランク価格の味しないウィンナーだった。
パキパキ食感も怪しい三流ウィンナー。
義理で食べるような代物だった。

今は二流ぐらいの味がする。
スーパーの特売クラスの味がする。
一流はバイエルン



■麻婆豆腐

味がしない。
幼児が食べる離乳食「赤ちゃんせんべい ハイハイン」みたい。
せんべいの形はしてるが煎餅の塩気も味もしないやつ。
ココスの朝バイキングの麻婆豆腐の形はしてるけど麻婆豆腐じゃない。

これは違う。
これじゃない。
麻婆豆腐と認めるわけにはいかない味してる。


■コロッケ

甘口。
自宅で揚げ物なんか絶対したくないのでこの機会に食べておく。
冷食の味がする。
普通に美味しい。
カレーにもご飯にも合う。
パンにはさんでも良い。


■肉団子とスクランブルエッグ

基本的に味付けがされてない。
素材の味が薄いので塩やケチャップを追加しないとキツイ。
平凡な味をしている。


■ミートソースパスタ

常に茹ですぎ。
食べ放題のパスタを茹でるのにキッチンは本気を出す気はないらしい。

「アルデンテ?なにそれ?」
ぶちぶち麺が千切れて家庭的な味がする。
ジャンクフード100%感で好き。


■寒天とあんこ(デザート)

サラダコーナーで初めて見た。
あっさりヘルシーな味をしている。
口元がさっぱりした。

味があっさりしているので大量に食べる気にはならない。

寒天とあんこ

 

■ヨーグルトと牛乳

ココスの朝バイキングにはヨーグルトと牛乳(🥛ミルク)がある。
ヨーグルトはサラダバーに。
牛乳はミルクという名称でドリンクバーにある。
ミルクとイチゴミルクがある。

ドリンクバーまぜまぜ勢には嬉しいことに、牛乳とヨーグルトと砂糖があれば自作ラッシーが解禁となる。


サラダバーにあるヨーグルト。ジャムでいただく。チョコソースもある。

ビッグボーイのドリンクバーにはないイチゴミルクとリンゴジュース。


■真打のチョコパイ

オーブンでチンすると生地がサクサク旨い。
しかし、素の状態で食べると板チョコのざくざく食感が最高。
スーパーで買うと2個で100円ぐらいしそう。
チョコを使ってるだけあってパン類の中では一番原価は高いのではないだろうか。
一番好き。
クロワッサンよりこっちが好き。
美味しい。

チョコパイ。チョコがざくざく旨い。一番のお気に入り。


■定番のクロワッサン

冷えてると生地が歯にくっついて食感が悪い。
出来るだけオーブン使用をおすすめする。

安いホテル朝食のクロワッサンは食パン生地を使った似非クロワッサンだったりする。
ココスの朝バイキングはたとえ冷凍クロワッサンでもパリパリ食感してて偉い。
これを出すために赤字してない?大丈夫?と心配になる。
食感はそこそこあるが味はほとんどない。
付け合わせのホイップバターやチョコソースを使うと美味しい。

ホイップを付けて食すると美味しい。



■最後に


久しぶりに訪れたらビッグボーイより全然お徳だった。
完全に浮気する方針にしようかと迷っている。
ドリンクバーもついて1000円いないで収まるバイキングなんかもうない。
また行きたい。

うどんと専用スープ

サラダバー

総菜

以上

ビッグボーイ2022/11/10開始 期間限定「黒毛和牛ハンバーグフェア」

 

2022/11/10開始 和牛ハンバーグフェア
食べてきた。

 

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。


■概要
ビッグボーイは二か月ごとにサラダバーのメニューを更新する。
その際に値段もオプションの組み合わせもすべて変えてしまう。
小さな子供がブロック遊びしているようにガンガン変えていくので目が離せない。

静岡のさわやか「げんこつハンバーグ」に匹敵するという爆弾ハンバーグを食するつもりだったが期間限定に弱かった。
思わず黒毛和牛ハンバーグを注文してしまった。

■組み合わせ

990円の黒毛和牛ハンバーグ
サラダバー&スープバー330円
ドリンクバー220円
合計、1540円のランチとなった。

正月はお得な割引メニューなし。
全時間帯がレギュラーメニューであることを留意されたし。



■黒毛和牛ハンバーグ

大根おろしやチキンにそれほどファビュラスなものを感じなかった。
フェアの中で一番安くシンプルなものを注文した。
グランドメニューなのでライスは別料金。
炭水化物は蒸しジャガイモとバターがある。

本体180g+ジャガ150g?で500gにも満たない。
単品だけでは腹は膨らまず、ライスorサラダが必須となる。
小腹を満たすだけなら黒毛和牛ハンバーグ単品でもOK

・食感
食感は豆腐。柔らかすぎて歯ごたえがない。
箸でも切れるほど柔らかく、脂は上品であっさりしている。
ブロンコビリーのハンバーグにおけるワイルドさと対極。

・味
素ではそれほど感動はない。
手ごね合挽ハンバーグ+300円する価値があるかは微妙。
「やたらブニブニのハンバーグやね」

・味の確変
卓上の岩塩、または付け合わせのオニオンソースでいただくと格段に旨くなる。
ビッグボーイ名物の手ごね合挽ハンバーグ690円の戦闘力を100とすると、味の確変後の和牛ハンバーグは170ぐらいに跳ね上がる。
腹は膨らまない。
味を楽しむための食事には良い。

黒毛和牛ハンバーグ990円
ハーブバターはほぼ香りも味もない。


・脂、脂、脂
上品であっさりした脂だが、ハンバーグから大量に流出する。
これに備え付けのジャガイモを潰して吸わせる。
味付けは岩塩で仕上げる。
挽肉、玉ねぎ、ジャガイモ、岩塩。
するとほぼコロッケの材料みたいになる。
見た目はアレだがライスよりこっちの食べ方の方が好きだ。

ハンバーグ残りとジャガイモを混ぜる。コロッケの中身みたいになる。



■総評

ランチ1000円の縛りがある。
しかしちょっと背伸びした。
美味しそうだったからだ。

リピートはおそらくない。

そもそもハンバーグは業務スーパー800g398円ぐらいがコスパ最高だ。
家メシするなら冷凍食品で良いのだ。
そこそこ旨くて手軽で戦闘力70や80出せるならこちらの方が良い。

わざわざ外食するのは、家で食べたくないのだ。
皿洗いがしたくない。
料理がしたくない。
完全なる怠惰である。

怠惰が極まると和牛ハンバーグだって食べたくなる。
文句なく旨い。
業務スーパーの何倍かは美味い。

たまに食べる分にはちょうどよい。
レギュラーメニューでないのもそういうことだろう。


以上

卸)神保町食肉センター赤羽店、攻略記

■はじめに

2022/12は北区paypay30%還元キャンペーンである。

卸)神保町食肉センター赤羽店も対象店舗であった。
お得なので三日に一回ほど行ってきた。

その際に行列攻略のシステムが見えてきたので記す。

美味しい焼き肉、ランチ食べ放題970円。
(2022年12月末現在)
ぷりぷりのレバーとハツは都内一の旨さ。
角が尖ってる唯一無二の新鮮さだ。
写真はハツと糀鶏。

 

■基本データ


2022/12下旬。
・45分970円。何があっても延長なし。
・【月曜〜日曜】ランチタイム11:30~15:15(入店締切14:30)
・全5ターン。
・45分5ターンのいずれかに並ぶことになる。
・30分で退店する客がいた場合は店は回転数を優先する。
 一部の席では5ターン以上にターン数が増えることもある。


■ターンの区切り

目安として、建物横の電柱の前後までが1ターンの区切りとなる。
この電柱より後ろに並ぶと直前ターンに入れず次ターンになる。

神保町食肉センター赤羽店
先頭の人間のみが丸椅子に座れる。
座った。
くるくる回ってみた。

■混雑データ

●平日Ver

        難易度

①11:30-12:15 ★★★★★ 
激戦区。
開始60分前だと1巡目に入れる。
開始45分前だと1巡目2巡目どっちに入るか微妙となる。
開始30分前到着でほぼ2巡目行き。
!!確実なのは60分前!!!!


②12:15-13:00 ★★★★★ 
超激戦区。
並ばず入れるという夢は見ない方が良い。
待機列のほとんどは1130-1215時間帯の来訪客で構成。

開始60分前だと2巡目に入れる。
開始45分前だと2巡目3巡目どっちに入るか微妙となる。
開始30分前到着でほぼ3巡目行き。


1215-1300時間帯に来店するとほぼ3-4巡に入る。
クリスマスやバレンタイン時には5-6巡目に入ることも覚悟すべし。

 

 


③13:00-13:45 ★★★   
前2ターンでほぼ捌けて比較的空いてる。
30分前、15分前に来店しても入れることがある。
そこそこ混んでるときでも1300-1345来店で4巡目に入れる。
難易度は低くなっている。

平日サイコー。
ただし、糀鶏品切れが発生し始める。



④13:45-14:30 ★★    糀鶏品切れ。
⑤14:30-15:15 ★★    糀鶏品切れ。

30分前、15分前来店で入れる確率がぐんと上がる。
この時間帯に来ると即入れることもある。
糀鶏が必要でないならこちらがおすすめ。

所感

・赤羽店限定の糀鶏を食したければ2巡目以内に入店しなければならない。
・開店直後の初巡に入りたければ60分前の来店でほぼ確実に初ターンに入れる。
・あまり待機したくない、というのであれば最終ターンの最も空いてる14:30-15:15の枠を狙うといい。

 

●土日祝日イベント日Ver

        難易度

①11:30-12:15 ★★★★★
超激戦区。
開始60分前だと1巡目に入れる。
開始30分前、45分前到着でほぼ2巡目3巡目行き。
平日よりも競争率が1.5倍ぐらい高い。


②12:15-13:00 ★★★★★ 
超激戦区。
並ばず入れるという夢は見ない方が良い。
1ターン目に来訪した客の待機列でほぼ満席。
この時間帯に来訪すると運が良ければ③④ターンに入る。
どうなるのか目を読むのが辛い。


③13:00-13:45 ★★★★  
激戦区。
行列の勢いがあまり落ちない。
平日の①ターン目ぐらいの勢いを保持している。
朝昼兼用に食べるソロ客が多い。
この時間帯に来訪すると④⑤ターン目に入る。

④13:45-14:30 ★★★   糀鶏品切れ。
⑤14:30-15:15 ★★★   糀鶏品切れ。

45分前、30分前、15分前来店で入れる確率がぐんと上がる。
糀鶏が必要でないならこちらがおすすめ。
最終ターンが一番の時間的穴場であることは変わらない。


所感

・赤羽店限定の糀鶏を食したければ2ターン以内に入店しなければならない。
・開店直後のターンに入りたければ60分前の来店でほぼ確実に初ターンに入れる。
・これは土日祝日イベント時であっても変わらぬ法則である。


休日やイベント時の待機列は平日の1.5倍から2倍を覚悟すべし。
夫婦やカップルや友人同士の複数客もまた増えるため、一見待機列は長蛇に見えるがさばける時間は比較的早い。
店内の台は四人対応である。
グループ客はむしろ早くさばける。

ソロ客で待機時短を狙うならやはり初ターンか最後ターンを狙うのが確実。

四人対応の台。これ1台で四人まで食せる。

 


■1Fと2Fの注文システムの違いについて

1Fと2Fは微妙に注文システムが異なる。
客の入店規則は早い順番から1Fカウンターが埋まっていき、遅い順番は2Fに案内される。
以後は回転数を優先し、空いた席から客を入れていく。

●1F

完全オーダー制。
テーブルの上に用意された飲食物は水に至るまで全て注文する。

●2F
水のみセルフである。
カウンターに用意されているので立って自ら給仕すべし。



■肉の紹介


★焼ける時間は網に1回乗せて最短約5分
網に肉を乗せてそれぞれ計測した。
どの肉も焼ける時間はだいたい5分になるよう大きさや量を調整されてるっぽい。
台によって火力も微妙に異なるので一回最短5分とした。
ガス栓はいじってはいけない。怒られる。怒られる人を見た。


ハツとレバーは早く焼けるというが厚切りで中心まで火を通すのに時間がかかる。
表面は焦げても中心まで火が通ってないことあるある。
食中毒を起こしたくなければ二度焼きも躊躇わぬ覚悟で臨むべし。

薄肉の鶏モモと豚ネックピートロは早く焼けるが焦げやすいので注意。
(どの肉が回転率がいいかというと脂で焦げやすいネックピートロが最高峰。)
(豚ネック、豚ネック、豚ネックが回転率は最速となる)

焼き網のポイントによって焼ける時間が変わる。
45分の制限時間内にベストポイントを見つけよう。


★1皿当たりの肉量
100g-200gが目安。
盛るスタッフによってかなり変動がある。
目分量で計量器は使ってない。
普通、軽め、少な目等のオーダーが可能。


★四種類の肉を制覇せよ
豚肉、鶏肉、レバー、ハツの全四種類の肉にそれぞれの味付けがされている。
ABCの各肉と単品の糀鶏の紹介をしていく。
実は塩味と糀は味付けが違うところも注目だ。

●Aセット
まずはAである。
塩と味噌のしょっぱい組み合わせである。
ときどき凍ってることもあり、1皿の完全火入れまで約5分が目安。

鶏モモは塩コショウ、豚ネックピートロは味噌。
豚ネックは脂ノリノリでご飯とよく合い、火柱が上がる逸品である。
豚ネックだけ食べていたいぐらい大好きだ。

店長らしい人が市販品の味噌を大量に買い付けて帰ってくるところを目撃したことがある。
かつカウンターから観察したところボウルで大量味付けしていた。
どうもご家庭でも手軽に出来る味付けっぽい。


Aセット(鶏・塩モモ、豚ネックピートロ・味噌)
塩コショウされてるのが鶏モモ。
脂身が多いのが豚ネックピートロ

 

 

●Bセット

昼ランチで最も味が濃厚でごはんが進むBセットである。
肉々しい味付けでごはんの友的な存在。
ときどき凍ってることもあり、1皿の完全火入れまで約5分が目安。

全味付けの中でもっとも焦げやすいので焼きに専念する時間と食べに専念する時間がさっぱり二分され、同時進行は難しい。
焼きながら食べてる間に焦げて網に張り付くので注意。

Bセット(鶏・タレ、豚ネックピートロ・味噌)
白ごまが鶏塩タレ。
脂身が多いのが豚ネックピートロ
ABCセットのうち一番味が濃厚な組み合わせ。

 

●Cセット

名物のハツとレバーの組み合わせである。
朝採れ立てを各店舗に早朝配送している。

新鮮さと質は都内一ではないだろうか。
角が尖ってダレてない新鮮さ。
臭みはいっさいなく、歯ごたえは弾力がありプリプリのコリコリ。
これまでスーパーで買って食べてきたレバーとは完全に別物。
質が良すぎてレバーとハツだとしばらく頭が認識しない。
これを2皿食べる為だけに970円出してもいいんじゃないかな。

レバーとハツがそれほど好きではないが凄さは分かる。
食べ放題に出す品質ではない。
極上。

Cセット(ハツとレバー・塩味)少な目。
ご飯と食べるのではなく単品でバグバグいける。


●麴鶏
鶏モモの塊で提供される。
厚切りでレバーやハツ並みに火の通りが良くない。
表面が焦げても中心が赤いことがままある。
カンピロバクターで病気になることがあるので躊躇わずに二度焼きすべし。

鶏モモの中で最も塩味が濃厚で旨さは格別。
W注文する客もいる。
(単品ふたつを注文するときは、ダブル、という。)

塩ハツと糀鶏。
糀特有の白くてドロドロした塊で覆われている。
糀鶏もまた厚切りで中心まで火が通りにくい。


■最後に

この店に訪れる二人組や三人組のランチ客は信頼関係が試される。
制限時間45分が試練の壁である。

信頼関係がぶっ壊れるか強固になるか。
それは生物としての胃の強さ次第である。

弱者は不満をため込みやすいので胃の弱い人間にはこの店はおすすめしない。


会話する余裕はなく、ひたすら食べるだけである。
目的が完全なる「食事」に一致してないとパートナーに不満が生まれる。
軽い気持ちや遊びの気分ではここでの「食事」というイベントは完遂出来ない。

ここは自分の食事量に挑戦するバトルフィールドである。

二人で来ても、三人で来ても、一人で一生懸命に食べないといけない。
会話がないので一人で食べるのとさほど変わらない孤独な戦いになる。

ソロ客が圧倒的に多いのも個食(孤食)こそが最強だと知ってるからである。
ひたすら食べる場所に足手まといになるパートナーはいらない(残すな。喋るな。食べたいから来てるんだよ。食え。)。

よほど気心が知れてる相手、かつ共に戦える信頼がおける相手でないとこの場所ではパートナーになれない。
食事の邪魔である。

お残しはギルティ。
注文品の完食を目指さなければならない。

戦友レベルでなければここでのランチは戦えない。
交友場所やデート場所にするには難易度はとても高い。
そういう世界に連れて行きたい人間がいるのは、これもまた途轍もなく幸福なことだろう。

美味しいご飯




厚切りのレバーとハツ。
塊はまるでステーキのようだ。

 

火柱が上がる焼き肉シーン。煙もうもう。服に匂いが付く。




食事は生物としての強さが測れるイベントである。
脂と煙に巻かれながら勝利を収めた先には、リピートという新たな扉が開かれている。
食に貪欲ならば100点満点でおすすめのお店である。


以上